テスト要求ツリーとカバレッジパネルとは?
- テスト要求ツリー
必要なテストの要求を洗い出し、整理をします。どこまで、どんなテストをするのかを明確にし、抜け漏れがないかを可視化するための機能です。 - (テスト要求ツリーの)カバレッジパネル
カバレッジパネルはテスト要求ツリーを作成すると自動生成されます。
機能を使うメリット
- テスト全体のバランスを把握しながら情報を整理する
要求ツリーに紐づくカバレッジパネルにより、ツリー形式で定義されたテスト要求をドリルダウン可能な情報として可視化することで情報を整理します。 - テストケースに紐づけることで、テストケースの作成漏れを防止する
テストケースとテスト要求ツリーのリーフを紐づけると、当該のカバレッジパネルが青くなります。これにより、テスト要求が正しくテストケースまで落とし込まれているか情報を可視化することが可能です。
設定方法
テスト要求ツリーの設定には、2段階あります。
- テスト要求ツリーを作成する
- テストケースを紐づける
テスト要求ツリーを作成する
(1)左メニューの「テスト要求ツリー」をクリックします。
(2)画面右上の「テスト要求ツリー追加」ボタンをクリックします。
(3)必須項目を入力し、「登録する」ボタンをクリックしてテスト要求ツリーを新規作成します。
(4)作成したツリーの「編集」ボタンをクリックします。
(5)「+」ボタンでツリーの要素を追加していきます。
(6)編集したい箇所にカーソルをあて、ダブルクリックすると編集ができます。もしくは、ペンマークのアイコンをクリックしても編集モードになります。
(7)ツリー要素にある「+」をクリックすると、その配下に新しい要素が追加されていきます。
テストケースと紐づける
(1)テストスイートの設定を開き、「テスト要求ツリー」から紐づけたい要求ツリーを選択します。
(2)テストスイート設定画面下部の「更新する」ボタンをクリックします。
(3)左メニューの「テストスイート」をクリックし、紐づけたいテストスイートの「編集」ボタンをクリックします。
(4)「編集を有効にする」ボタンをクリックして編集モードに入ります。
(5)「要求ツリー」の列が追加されているので紐づけたいテストケースのセルをダブルクリックします。
(6)要求ツリーで作成した要素が画面上に表示されるので、紐づけたい要素を選択します。
(7)選択した要素がセルに入ります。削除したい場合は、セル上でbackspaceを押せばクリアされます。
(8)要求ツリーには、要素に紐づけられているテストケースの件数が表示されます。
利用方法
テスト要求ツリーのカバレッジパネルには2つの活用方法があります。
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テスト要求の情報を整理する
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テストケースの網羅性の確認をする
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(1)テスト要求ツリーを作成すると、「カバレッジパネル」ボタンが有効になります。
(2)カバレッジパネルを活用することで、テストケースの網羅性を確認できます。作成したテスト要求はカバレッジパネルで可視化されます。カバレッジパネルをクリックするとドリルダウンで下位の要素を確認することが可能です。
補足情報
紐づけたテストスイートを確認する
要求ツリーの「テストスートX件」をクリックすると、紐づけているテストスイート一覧が表示されます。
紐づけたテストスイートバージョンが”利用不可”になるとグレーアウトされます。さらに、”利用不可”になったテストスイートバージョンはカバレッジパネルのカウントからも除外されます。
その他の関連記事
テスト要求ツリーの利用方法はアップデート情報にも記載があります。