はじめに
アラートセンターは、テストフェーズの進捗の遅れやレビュー依頼時にテスト結果の不備を検知し、通知します。そのため、特にテストリーダーやテスト管理者の方に役立つ機能です。
デフォルトは未設定の状態です。
進捗の遅れの検知
アラートセンターを設定すると、テストの消化が設定した進捗率よりも遅れている場合に通知を表示させることができます。
進捗はレポート機能で確認できますが、レポート機能はテスト管理者自ら情報を確認しなければなりません。アラートセンターは自動で検知を行い、画面上に通知を表示するため、確認の抜け漏れを防ぐことができるというメリットがあります。
レビュー依頼時のテスト結果の検知
アラートセンターはレビュー依頼時のテスト結果も検知することができます。
テスト実行者がテストを完了し、レビューを依頼したタイミングで検知機能が動作し、テスト結果に空欄や含まれてはいけない結果がある場合に通知を行います。
アラートセンターの設定方法
設定にはプロジェクト管理者以上の権限が必要です。また、アラートセンターの設定はプロジェクト全体への適用となります。個々のテストサイクルやテストスイートへの設定はできません。
(1)左メニューの「アラートセンター」のボタンをクリックします。
(2)「アラートセンター設定」ボタンをクリックします。
テストフェーズの遅れを検知する
(1)アラートセンターの設定画面内の”テストフェーズの進捗に遅れがある”の項目で「利用する」にチェックいれる。
(2)アラートが表示される遅れの割合のタイミングを指定します。遅れの割合は5%単位で任意に調整することができます。
(3)アラートの重要度をプルダウンメニューより選択します。重要度はinfo(青),warning(黄),danger(赤)の3種類から任意に設定することができます。
(4)各項目の設定後、「更新する」ボタンを押すと設定完了となります。
レビュー依頼時のテスト結果の不備を検知する
ここではテスト結果に空欄と"SKIP"のステータスが残っていると、検知する設定とします。
(1)アラートセンターの設定画面を開き、”レビュー依頼時、テスト結果に空欄が残っている”、”レビュー依頼や完了時に含まれてはいけない結果が残っている”の項目にそれぞれチェックを入れます。
”含まれてはいけない結果”についてはラベル名のチェックも忘れずに行ってください。
(2)設定完了後、「更新する」ボタンを押下すると設定が有効化されます。
通知のアーカイブ
プロジェクト管理者以上の権限を持つユーザは不要な通知をアーカイブすることができます。またアーカイブした通知はいつでも戻すことができます。