はじめに
QualityForwardでは、以下のメニューからプロジェクト全体またはフェーズ単位でテスト消化件数や不具合のOpen/Closeの推移を確認することができます。
「実行中のフェーズ」を対象に、全てのテストサイクルを自動的に集計し、レポートへ反映します。この機能により全てのユーザが最新のテスト進捗をすぐに確認することができるため、組織全体で進捗を意識しながらテストを進めることができます。
場合によっては、特定のテスト結果をレポートの「実績(進捗)」としてカウントしたくないケースがあります。
特定のテスト結果を進捗集計から除外したい場合は、以下の記事をご覧ください。
特定のテスト結果を進捗集計の対象から除外する
表示されるグラフの種類
レポートに表示されるグラフには大きく分けて2種類あります。
- 収束曲線グラフ
- テスト結果別積み上げグラフ
収束曲線グラフ
収束曲線グラフには、テスト消化件数と、不具合のOpen/Close件数が表示されています。また、それぞれに予想線を追加することが可能です。これにより、テストが順調なのかが一目で確認できます。
収束曲線グラフには、「実績」と「予想」が表示されています。実績はテスト結果を元に集計されますが、予想は各テストサイクルの予実設定を入力することでその集計結果がレポートに反映されます。
計画を元に集計される情報
- 進捗予測 ー"テストサイクル一覧画面"から設定できます。
- 欠陥予想OPEN ー”テストフェーズ一覧画面”から設定できます。
- 欠陥予想CLOSE ー”テストフェーズ一覧画面”から設定できます。
レポートに表示される予想は、対象となるテストサイクルの予測件数をすべて自動集計したものを表示します。
テスト結果を元に集計される情報
- 進捗実績
- Q&A
実行対象となるテストケースに結果が入力されたものを実績とみなし、集計してレポートへ反映します。また、実績とは別にレポートにはQ&Aの件数が表示されます。これにより、現在実行中のテストでQ&Aによってテストが止まっているテストケース数を把握することが可能です。
BTS連携先を元に集計される情報
- 欠陥実績OPEN
- 欠陥実績CLOSE
BTS連携の設定をしている場合には、BTS側の件数をレポートに反映してくれますが、連携を行っていない場合でもcsvインポートによりレポートに欠陥実績OPEN/CLOSEの件数を反映することができます。
収束曲線グラフの総数と変動についての記事は以下の記事をご覧ください。
収束曲線(総数/変動)
テスト結果別積み上げグラフ
テスト結果別積み上げグラフには、日々のテスト結果を積み上げグラフで表示することでテスト全体の傾向を把握することができます。赤点線は現在のテストケースの総件数です。
テスト結果別積み上げグラフの基本情報については以下の記事をご覧ください。
テスト結果別積み上げグラフ
グラフを使いこなす
レポートを使いこなすためのさまざまな操作方法があります。
- グラフの件数詳細を確認する
- 表示/非表示を切り替える
- グラフを拡大する
- タイトルやラベル名をプロジェクトごとに設定する
グラフの件数詳細を確認する
カーソルを当てると、日付とその日の各件数がテーブルで表示されます。
表示/非表示を切り替える
ラベルをクリックすると、表示/非表示を切り替えられます。
グラフを拡大する
ドラッグ&ドロップでグラフの拡大ができます。
タイトルやラベル名をプロジェクトごとに設定する
レポートの設定で、タイトルやラベル名を変えることができます。
レポートグラフのラベル変更の詳細は以下の記事をご覧ください。
レポートグラフのラベル変更をする