はじめに
QualityForwardのレポートの1つでもある「成分バー」からテストケースの消化数と結果の割合をすぐに確認できます。
成分バーのようなグラフを作成する為には、まず対象となるテストシートに定義されたテスト結果を集計し、結果毎の合計を算出、その合計値をグラフに落とし込む作業が発生します。そういった作業負担を軽減し、常にテストの状況が分かるようサポートするのがこの成分バーです。
<成分バーを手動で作ろうとすると…>
成分バーからテスト進捗を確認する
成分バーは対象となる範囲のテスト結果状況を帯グラフとして表示します。成分バーを確認することで、「テストが完了しているか」、「どれぐらいの割合が実施済みになっているのか」、「テスト結果の割合」の情報を一目で確認することができます。
成分バーの表示箇所とその対象
また、成分バーは、テスト管理者だけでなく、メンバー全員が進捗を意識してテストを進めることができるよう、【ダッシュボード画面】【テストフェーズ一覧画面】【テストスイート一覧画面】【テストサイクル一覧画面】【レポート画面】【実績推移表】【テスト実行画面】の7画面から確認できるように配置されています。
成分バーの表示対象は各画面によって異なります。対象はテストフェーズ、テストサイクルのいずれかに分かれます。
テストフェーズの成分バー
- ダッシュボード画面
- テストフェーズ一覧画面
- レポート画面
- テストスイート一覧画面
- 実績推移表
テストサイクルの成分バー
- テストサイクル一覧画面
- テストスイート一覧画面
- テスト実行画面
- 実績推移表
テスト結果件数と「期日バー」
成分バー上に表示さたボーダーは「期日バー」です。期日バーはその日に予定している消化件数を表しており、本日予定している消化数を達成しているのかどうかを確認できます。この成分バーとセットで表示される期日バーはサイクルの進捗予測をもとに算出されています。
成分バーにカーソルを当てると各テスト結果の件数を確認することができます。
期日バーにカーソルを当てるとその日予定している消化件数を表示します。
テスト実行者はテスト実行画面でも、この期日バーを確認することができます。結果の集計は即時反映される為、本日の目標消化数を確認しながらテストを実施することができます。
<テスト実行画面>
テスト消化数の予定を登録する方法
期日バーに表示される予定の消化数を任意に変更したい場合は、以下の手順です。
変更された内容は成分バーに即時反映されますので、当日の変更もすぐに確認できます。
(1)左メニューの「テストフェーズ」ボタンをクリックをします。
(2)任意のテストフェーズの「スイート一覧」ボタンをクリックします。
(3)任意のテストスイートの「サイクル一覧」ボタンをクリックします。
(4)任意のテストサイクルの「進捗予測」ボタンをクリックします。
(5)進捗予測に任意の予定を入力してください。入力内容は成分バーに即時反映されます。
デフォルト値(テスト総数÷テストサイクルの「開始日」と「終了日」の間の稼働日数)に戻したい場合や、テストサイクル期間を変更した場合は右上の「初期化」ボタンをクリックすると、設定がリセットされます。
まとめ
成分バーは難しい設定も不要で、日々の進捗をリアルタイムにウォッチ出来る機能です。これを機会にぜひご活用ください。