QualityForwardはBTSとの連携機能を備えています。連携可能なBTSはRedmineおよびJIRAです。BTS連携をすることでレポート機能への紐付けや実行画面からワンクリックで起票を行うことができます。
BTS連携時の注意点
BTS連携をご利用の際、以下の確認が必要です。
共通確認事項
REST API設定 | 有効化されていることを確認してください |
IP制限 |
アクセス制限が有効な場合、以下IPアドレスからのアクセスを許可してください。 QualityForward IPアドレス 13.112.115.12 13.113.53.12 52.197.246.217 52.197.44.200 18.177.168.126 52.69.201.102 54.95.210.141 |
BTS別確認事項
JIRA Cloud版 | 7.0以上 | 標準サポート |
JIRA Server版 | AWS上のQualityForwardクラウド版から、 | |
Redmine | 2.0以上 | ホスティングしている環境へのHTTP通信を穴開けする必要があります。 |
BTS連携を行う
ご使用のBTSを選択し、レポート機能と連携設定することができます。
Redmineと連携する
テストフェーズ一覧のテストフェーズ設定から、連携するBTSで「Redmine」を選択するとRedmineに連携するための設定項目が表示されます。
RedmineのベースURLを設定する
RedmineのベースURLの入力を行います。ベースURLはバグの優先度設定の取得、および「最近のインシデント一覧」のチケットのリンク生成のため利用します。
ベースURL は、Redmine のホームのURLです。
RedmineのルートにあたるURLを指し、 [https://xxxxxx.xxxx/] の場合と[https:// xxxxxx.xxxx/redmine/] である場合の2パターンあります。URLの後には「?key=APIキー」を指定します。
APIキーはRedmineの個人設定から取得することができます。手順は以下の通りです。
1.Redmineにログインし、画面右上の個人設定を開きます。
2.APIアクセスキーの表示をクリックするとAPIキーが表示されます。
バグ曲線、グラフデータ取得用URLを設定する
バグ曲線とパイチャート表示用のURLの入力を行います。本手順で作成するクエリ設定で、取得するチケットを絞込むことができます。
1.Redmineの個人設定からAPIキーを取得します。
2.Redmineの対象のプロジェクト開き、URLを取得します。
例)https://xxxxx/projects/{projectname}/
3.手順(2)で取得したURLに「issues.json?key=APIキー」を追加します。
例)https://xxxxx/projects/{projectname}/issues.json?key=xxxx
4.取得する情報のフィルタ条件を設定し、対象チケットの絞込みを行います。バグ一覧を取得するために「すべて」の「バグ」を対象にし、適用ボタンを押します。
※ここでは「すべて」の「バグ」を対象にしていますが、フィルタ条件はプロジェクト方針に合わせて自由に設定していただけます。
5.すべてのバグの一覧が表示されたら保存ボタンを押します。
6.新しいクエリに名前を付けて保存します。
7.チケット一覧右側のカスタムクエリ一覧に手順(6)で作成したクエリが表示されます。作成したクエリ名をクリックします。
8.URLの最後にクエリIDが表示されるので、「query_id=xx」をコピーします。
9.手順(3)までで作成したURLの最後に手順(8)の「&query_id=xx」を入力します。
例)https://xxxxx/projects/{projectname}/issues.json?key=xxxx&query_id=xx
10.手順9でできたURLをブラウザのアドレス欄に直接入力します。jsonの取得が確認できたらURLを登録欄に入力し、登録ボタンを押します。
最近のインシデント取得用URLを設定する
連携したBTSの「最近のインシデント一覧」を表示するため、指定された範囲のチケット情報を取得します。未設定の場合は「バグ曲線、グラフデータ」に設定したURLから情報を取得します。
※URLの取得は手順「バグ曲線、グラフデータ取得用URLを設定する」と同様に行います。
※最近のインシデント取得用URLはバグ曲線やチャートと別の情報を表示させたい場合に指定してください。
新規チケット作成画面のURL
新規チケット作成画面のURLを設定すると、テストサイクルでテストを実行中に右クリックから簡単にチケットへの起票を行うことができます。
チケットの起票画面のURLを記載してください。
例)https://xxxxx/projects/test/issue/new
JIRAサーバー型と連携する
テストフェーズ一覧のテストフェーズ設定から、連携するBTSで「JIRA」を選択するとJIRAに連携するための設定項目が表示されます。
ユーザ名とパスワードを入力する
情報を取得するために、JIRAに登録済みのユーザ名とパスワードを入力します。
URL・コンテキストパスを設定する
取得したい課題の登録されたプロジェクトを含むJIRAのURLを設定します。コンテキストパスはJIRA側で設定を行っている場合にのみ入力してください。
※コンテキストパスは「/xxx」の形式で入力してください。
1.JIRAの管理メニューからシステムを選択します。
2.一般設定を開きます。
3.一般設定内にあるベースURLをコピーし、JIRAのURLに入力します。
バグ曲線、グラフデータ取得用JQLを設定する
JQLは「JIRA Query Language」の略で、JIRA専用のクエリ言語を指します。取得するプロジェクトや課題のタイプなどを絞り込むためにJQLを設定する必要があります。未設定の場合はJIRAに登録されている全てのプロジェクト、課題が対象となります。
例)特定のプロジェクトを対象とする場合はproject=”プロジェクトキー”
例)特定の課題タイプを対象とする場合はissueType = “課題タイプ”
※OPEN/CLOSE情報はJIRA側の設定に依存します。
最近のインシデント取得用JQLを設定する
連携したBTSの「最近のインシデント一覧」を表示するため、指定された範囲のチケット情報を取得します。未設定の場合は「バグ曲線、グラフデータ」に設定したJQLから情報を取得します。
※URLの取得は手順「バグ曲線、グラフデータ取得用JQLを設定する」と同様に行います。
※最近のインシデント取得用JQLはバグ曲線やチャートと別の情報を表示させたい場合に指定してください。
新規チケット作成画面のURLを設定する
新規チケット作成画面のURLを設定すると、テストサイクルでテストを実行中に右クリックから簡単にチケットへの起票を行うことができます。
1.JIRAのURLの後に「/secure/CreateIssueDetails!init.jspa?pid=yyy&issuetype=zzz」を追加します。PIDとissuetypeは以下手順で設定します。
2.プロジェクト設定を開きます。
3.詳細情報を選択します。
4.詳細情報画面のURLの最後に記載されているPIDを新規チケット作成画面のURLに設定します。
5.プロジェクト設定画面で課題タイプを選択します。
6.課題タイプの画面URLに記載されているissuetypeを新規チケット作成画面のURLに設定します。
※JIRAとの接続に失敗する場合は以下の項目を確認してください
1. ログインに失敗する場合はJIRAで直接ログインをした後に連携設定を試みてください(JIRAのログインを複数回失敗するとCAPTCHA認証が必要となります)
2. プロジェクト設定権限があることを確認してください
3. JIRAの認証設定がBASIC認証となっていることを確認してください
JIRAクラウド型と連携する
テストフェーズ一覧のテストフェーズ設定から、連携するBTSで「JIRA」を選択するとJIRAに連携するための設定項目が表示されます。
ユーザ名とパスワードを入力する
クラウド型をご利用の方はAPIトークンの作成を行い、メールアドレスとパスワード(APIトークン)を入力してください。
1.https://ja.confluence.atlassian.com/cloud/api-tokens-938839638.htmlを参考にAPIトークンの作成を行ってください。
2.ユーザ名/パスワードを以下に設定してください。
ユーザ名:メールアドレス
パスワード:APIトークン
バグ曲線、グラフデータ取得用JQLを設定する
JQLは「JIRA Query Language」の略で、JIRA専用のクエリ言語を指します。取得するプロジェクトや課題のタイプなどを絞り込むためにJQLを設定する必要があります。未設定の場合はJIRAに登録されている全てのプロジェクト、課題が対象となります。
例)特定のプロジェクトを対象とする場合はproject=”プロジェクトキー”
例)特定の課題タイプを対象とする場合はissueType = ”課題タイプ”
※OPEN/CLOSE情報はJIRA側の設定に依存します。
最近のインシデント取得用JQLを設定する
連携したBTSの「最近のインシデント一覧」を表示するため、指定された範囲のチケット情報を取得します。未設定の場合は「バグ曲線、グラフデータ」に設定したJQLから情報を取得します。
※URLの取得は手順「バグ曲線、グラフデータ取得用JQLを設定する」と同様に行います。
※最近のインシデント取得用JQLはバグ曲線やチャートと別の情報を表示させたい場合に指定してください。
新規チケット作成画面のURLを設定する
新規チケット作成画面のURLを設定すると、テストサイクルでテストを実行中に右クリックから簡単にチケットへの起票を行うことができます。
1.「クラッシックプロジェクト」をご利用の場合、JIRAのURLの後に
「/secure/CreateIssueDetails!init.jspa?pid=yyy&issuetype=zzz」を追加します。PIDとissuetypeは以下手順で設定します。
2.以下URLにアクセスし、返ってきたJSONのidがPIDです。PIDを新規チケット作成画面のURLに設定します。
https://{your.jira.hostname}/rest/api/2/project/{projectname}
3.プロジェクト設定を開きます。
4.チケット起票時の対象としたい課題タイプを選択します。
5.チケット新規作成時にデフォルトにしたい課題タイプを選択します。
6.課題タイプの画面URLに記載されているissuetypeを新規チケット作成画面のURLに設定します。